☆中国でのGoogleマップ利用について【簡単まとめ】
| 中国でGoogleマップは使える? | そのままでは使えない |
| Googleマップを使う方法は? | VPNへ接続してからGoogleマップを開く |
| VPNはいつ準備する? | 中国へ出発する前に日本で契約・設定する |
| VPNは1つで十分? | 接続できない場合に備えて、異なる方式のVPNを2つ以上用意すると安心 |
| 基本のオススメ組み合わせ | ExpressVPN+MillenVPN |
初めて訪れる街で目的地までの道順を調べたい、近くのお店の口コミを確認したい――そんな場面で頼りになるのがGoogleマップですが、中国本土のホテルWi-Fiや現地SIMにそのまま接続しても、地図が読み込まれず、現在地すら表示されません。
経路検索や口コミの閲覧だけでなく、事前に保存しておいたスポットの確認なども軒並み利用できなくなるため、旅行の下調べにGoogleマップを使っている人は、渡航前の準備が欠かせません。
ここで役に立つのがVPNです。
VPNへ接続した状態でGoogleマップを開くことで、中国以外の地域を経由してインターネットへ接続でき、うまく接続できれば地図の閲覧や経路検索も普段に近い感覚で利用できるようになります。
中国でできるだけ安定してGoogleマップを使いたいなら、VPNは1つだけでなく、異なる接続方式のサービスを2つ以上準備しておくのがおすすめです。
中国ではVPNの接続状況が時期・地域・利用回線によって変わりやすく、出発前に用意した1つのVPNだけでは、現地で急につながらなくなるケースも少なくありません。
基本的には、通信速度に定評のあるExpressVPNをメインに、異なる方式で接続できるMillenVPNを予備として用意しておくと安心です。
出張や留学など、移動の機会が多い滞在では、さらにスイカVPNを加えて接続手段を増やしておくとより安心です。
中国ではGoogleマップはそのままでは使えない
中国本土では、政府によるインターネット規制の影響でGoogleマップへの通信が遮断されています。
そのため、ホテルや空港のWi-Fi、現地の通信会社が提供するSIMなどへ通常どおり接続しても、地図データが読み込まれず、そのまま利用することはできません。
中国でGoogleマップが使えない理由
中国には「グレートファイアウォール(GFW)」と呼ばれるインターネット検閲の仕組みがあり、Googleの各種サービスは2014年以降、この規制の対象となったまま現在に至ります。Googleマップもその例外ではありません。
海外のWebサイトやアプリへの通信を監視・遮断する仕組みで、Googleマップのほか、LINEやYouTube、Instagram、Facebook、Xなども同様に規制の対象です。
スマートフォンにGoogleマップアプリが入っていても、中国の一般的な回線からGoogleのサーバーへ接続できないため、地図データの読み込み自体が始まらない状態になります。
そのため、Googleマップを利用したい場合は、通常のWi-FiやSIMのままで解決できる見込みは低いと考えておいた方がよいでしょう。
中国ではGoogleマップのどの機能が使えない?
中国の一般的な回線からGoogleマップへ接続できない場合、地図の表示だけでなく、通信を必要とする機能全般が利用できなくなります。
| Googleマップの機能 | 中国の一般的な回線 |
|---|---|
| 地図の表示 | 利用できない |
| 経路検索・ナビ | 利用できない |
| 現在地の表示 | 利用できない |
| 口コミ・写真の閲覧 | 利用できない |
| 保存済みスポット(お気に入り)の確認 | 利用できない |
| 乗換案内 | 利用できない |
地図が表示されないだけでなく、渡航前に保存しておいたお気に入りスポットのリストまで確認できなくなるため、下調べをしっかりしてから旅行に出る人ほど不便を感じやすいでしょう。
旅行中や出張中も普段の使い方を維持したい場合は、この点をあらかじめ理解しておくことが大切です。
中国でGoogleマップを使うならVPNがおすすめ
中国でGoogleマップを利用するには、VPNを利用します。
VPNへ接続してからGoogleマップを開けば、中国本土の回線を利用しながら、中国国外のサーバーを経由して通信できるようになります。
うまくいけば、地図の表示や経路検索、保存済みスポットの確認なども普段と同じように利用できるようになります。
VPNを使うと中国でもGoogleマップへ接続できる理由
VPNを利用すると、スマートフォンとVPNサーバーの間に暗号化された通信経路が作られます。
難しく考える必要はなく、中国の回線からGoogleマップへ直接アクセスするのではなく、いったん中国国外のサーバーを経由してからGoogleマップへ接続する仕組みと考えると分かりやすいでしょう。
中国のWi-Fi・現地SIM
↓
VPNへ接続
↓
日本など中国国外のサーバーを経由
↓
Googleマップの地図表示・経路検索を利用
ただし、VPNを契約すれば必ず利用できるようになるわけではありません。
中国ではVPN自体も規制の影響を受けやすく、「このVPNなら中国でも確実につながる」と言い切れるサービスは存在しない点には注意が必要です。地図データは常に読み込みが発生するため、通信が不安定な状態では表示が遅れたり止まったりすることもあります。中国向けの接続方法に対応したサービスを選び、つながらない場合に備えてバックアップも用意しておくことが重要です。
中国でGoogleマップを使うためにおすすめのVPN
中国でGoogleマップを使う場合は、次の順番でVPNを用意しておくと、接続できない事態への備えになります。
| VPN | 中国でGoogleマップを使う際の役割 |
|---|---|
| ExpressVPN | 通信速度を重視するなら、まず候補にしたいメインVPN。つながっているときは地図の読み込みもスムーズになりやすい |
| MillenVPN | ExpressVPNとは異なるOpenConnectで接続できる第一バックアップ。メインVPNの通信が不安定なときの予備として用意する |
| スイカVPN | Shadowsocksなど、さらに異なる接続方法を追加するバックアップ候補。長期滞在などでVPNへの依存度が高い場合に検討する |
一般的な旅行でGoogleマップを使いたい場合は、ExpressVPNを軸にMillenVPNを予備で持っておくと安心です。
出張や留学などGoogleマップを使う機会が多い滞在では、スイカVPNまで用意しておくと、試せる接続方法をさらに増やせます。
VPN接続後も知っておきたいGoogleマップ特有の注意点
VPNへ接続できれば地図自体は表示されるようになりますが、Googleマップを中国で使う場合、接続の可否とは別に知っておきたい点があります。
中国国内の地図データは「GCJ-02」と呼ばれる、国際的に使われる位置情報の基準(WGS-84)とは異なる座標の仕組みが採用されています。この違いにより、VPNで接続できている状態でも、実際の位置と地図上のピンや現在地表示に多少のズレが生じる場合があります。
また、Googleマップのオフライン地図は、中国本土では地域によってダウンロードできない場合があると案内されています。通信できない状況に備えるだけであれば、現地の地図アプリ(高徳地図・百度地図など)も合わせて用意しておく方が安定します。
そのため、Googleマップは「事前に調べた場所を確認する」「口コミを見る」といった場面で活用しつつ、実際の細かなナビは現地の地図アプリと役割分担するのがおすすめです。
中国でGoogleマップを使う手順
中国でGoogleマップを利用するまでの流れは以下のとおりです。
①VPNを契約する(中国渡航前に済ませておくのが重要)
↓
②スマホ・パソコンにVPNアプリをインストールする
↓
③日本でVPNへ接続できることを確認する
↓
④中国到着後にVPNへ接続する
↓
⑤Googleマップを開いて利用する
中国ではVPNの公式サイトやアプリストアへアクセスしにくくなる場合があります。
現地で慌てないためにも、渡航前に設定まで終わらせておきましょう。
STEP1:VPNを契約する
まずは、中国で利用できるVPNを契約します。
中国では1つのVPNだけに頼るよりも、通信方式の異なるVPNを複数用意しておく方が安心です。
| 利用シーン | おすすめ構成 |
|---|---|
| 一般的な旅行 | ExpressVPN+MillenVPN |
| 出張・留学など滞在期間が長い場合 | ExpressVPN+MillenVPN+スイカVPN |
STEP2:VPNアプリをインストールする
契約後は、利用するスマートフォンやパソコンへVPNアプリをインストールします。
また、中国向けの接続方法(MillenVPNのOpenConnectやスイカVPNのShadowsocksなど)が必要な場合は、日本にいるうちに設定まで済ませておきましょう。
STEP3:日本で接続テストを行う
中国へ出発する前に、一度VPNへ接続できることを確認しておきます。
Googleマップだけでなく、他によく使うアプリも正常に利用できるか確認しておくと安心です。
STEP4:中国でVPNへ接続してからGoogleマップを開く
中国へ到着したら、まずホテルのWi-Fiや現地SIMなどでインターネットへ接続し、その後VPNへ接続します。
VPNへ接続した状態でGoogleマップを開けば、中国国外のサーバーを経由してインターネットへ接続でき、地図の表示や経路検索なども利用できるようになります。
もしうまく表示されない場合は、サーバー変更や別のVPNへの切り替えを試してください。
中国でGoogleマップを利用する際によくある質問
VPNで接続しても現在地や道順がずれることがあるのはなぜですか?
中国国内の地図データが採用しているGCJ-02という座標の仕組みが、国際的に使われるWGS-84と異なるためです。
VPNで接続できていても、この座標のズレ自体は解消されないため、正確なナビが必要な場面では高徳地図や百度地図と併用することをおすすめします。
オフライン地図を事前にダウンロードしておけば、通信できない状況でも使えますか?
出発前にダウンロードしておくことで、通信が不安定な場面でもある程度は補完できます。
ただし、中国本土では地域によってオフライン地図のダウンロード自体ができない場合があり、店舗情報や最新の経路には対応していません。オフライン地図だけに頼らず、VPNでの接続や現地地図アプリと組み合わせておくと安心です。
高徳地図・百度地図と併用した方がいいですか?
併用をおすすめします。
Googleマップは、事前に調べたスポットの確認や口コミの閲覧など、日本語に近い感覚で使える点が強みです。一方、実際の徒歩・公共交通・タクシー配車を使った正確なナビや、店名を中国語で正確に伝えたい場面では、高徳地図や百度地図の方が向いています。「Googleマップで場所を把握し、実際の移動は現地地図アプリで」という役割分担で使うと、それぞれの強みを活かせます。
中国で無料VPNを使っても大丈夫ですか?
無料VPNは通信速度や安定性が十分でない場合が多く、中国では繋がらないケースも少なくありません。
旅行や出張では、有料VPNを利用した方が安心です。
中国でVPNを使うと違法になりますか?
VPNを利用しただけで直ちに違法になるわけではありません。
実際には、日本人旅行者や出張者がGoogleマップやGoogleを利用する目的でVPNを使うケースは珍しくありません。
ただし、中国の法律やルールは守り、一般的な用途の範囲で自己責任のもと利用しましょう。
VPNは中国へ行ってから契約できますか?
中国ではVPNの公式サイトやアプリストアへアクセスしにくくなる場合があるため、日本にいるうちに契約・設定まで済ませておくのが安心です。
中国でのGoogleマップ利用についてまとめ
中国本土では、Googleマップはそのままでは利用できません。
Googleマップを使いたい場合は、日本でVPNを準備し、中国到着後にVPNへ接続してから利用しましょう。
また、中国では1つのVPNだけでは接続できなくなる可能性もあるため、通信方式の異なるVPNを複数用意しておくと安心です。
なお、VPNで接続できても座標のズレなど独自の制約があるため、実際のナビは高徳地図・百度地図とあわせて活用するとより安心です。
中国でオススメの3つのVPNについてより詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
